2017年12月23日土曜日

自炊したPDFファイルをEvernoteでDB管理②<ファイル分割とEvernoteの活用>


前回の記事『自炊したPDFファイルをEvernoteでDB管理<①自炊手順とファイル名>』では、次のことが実現できることをご紹介しました。

①自炊したPDFファイルにISBNコードをつけてExcelツールで変換することで、タイトルや著者名などファイル名が情報盛りだくさんのものに変更できる

②Excelツール変換したファイルの履歴が残るので蔵書の情報が一覧化できる

③Mediamakerのサービスを用いて、Evernoteに各本の表紙のイメージを連携できる


今回は後編となり、Evernoteに自炊したPDFファイルを取り込んで、ナレッジデータベースで活用していく手順をご紹介します。


記事タイトル
メニュー
概要
①自炊手順とファイル名本の裁断カッター、ゴムマット、裁断機で本を分割
スキャンEPSON DS530で取込
※表紙は取り込まない
データ保存OCRはせずに、PDFファイルで保存。ファイル名はISBNコード
ファイル名を自動変換ISBNコードをもとに、Excelツールでファイル名を自動変換
MediaMarkerに登録表紙イメージをEvernoteへ自動連係
②ファイル分割とEvernoteの活用
EvernoteのOCRのルール1ファイルが100ページ未満、25MB未満である必要があるため、自作した自動分割ツールの紹介
ファイル内検索の現状英語ではできるが日本語にはバグあり

EvernoteでのOCR機能について

プレミアム会員になっていてもOCRされない場合がある

Evernote プレミアム会員の場合、ノートの上限サイズは、1ファイルあたり200MBとなっていますが、そのままEvernoteに取り込んでもOCR対象になりません。

なぜなら、1ファイルが100ページ未満、25MB未満である必要があるためです。

ブログやニュースサイトで、「プレミアム会員なればOCRの機能を使ってPDF・Office 文書・各種ファイル内の文字検索をすることができるよ。」と紹介している記事があっても、この注意事項が書かれていないパターンが多いです。

私も1か月の容量分(10GB)をEvernoteに取り込んだ後、ファイル内の文字で検索しても、引っかからないのでおかしいと調べていたら、気づきました。Evernoteの公式ページには次のように書かれています。

スキャンした PDF のうち、どういった種類の PDF が検索可能になりますか?
  • 印字がはっきりしているスキャンした PDF(PDF 内の手書き文字は検索されません)
  • 選択またはコピーが可能なテキストを含んでいない PDF
  • 少なくとも 1 ページに小さなサイズの画像(1025 ピクセルまでの画像データ)1 つが含まれている PDF ファイル
  • ページ数が100 ページ未満の PDF ファイル
  • ファイルサイズが 25MB 未満の PDF ファイル
  • パスワードで保護されていない PDF ファイル
  • 文字化けしていたり、判読不能だったりしない PDF ファイル


OCRの日本語検索するには事前設定が必要

また日本語のOCR検索が機能しない場合は、Web版のEvernoteにログインして、設定を確認してください。

「文字認識に使用する言語」が英語のみになっている可能性があります。

私の場合は英語のみになっていました。日本でサービスを提供するなら、デフォルトで「日本語+English」に設定しておいてほしいものです。


■手順はこちらのソースネクスト社のページに書かれています。

http://www.sourcenext.com/support/qa/?faq=IOS-06871&amp;c=a7b59eb0-6bd9-4f8c-b3fb-05edb27f58ae

image

PDFファイルを分割する

Powershellを用いてPDFファイルを分割するツールを自作しました。

こちらのページで公開しています。

https://it-setsuyaku.blogspot.jp/p/1.html


【事前準備①】pdftkのインストール


PDFファイルを99ページか24MB単位で分割する仕様であり、ソフトとしては、pdftkという無料ツールも利用しますので、先にインストールしてください。pdftkマンドラインで実行できるので便利です。

Windowsバッチ・コマンドで,大量のPDFを一括で結合・分割し,各ページ数を調べて一定サイズにまとめよう (pdftkをコマンドプロンプトやWSHから使う方法)

【事前準備②】フォルダの作成

任意のフォルダ配下に次の5つのフォルダ(00~40)を作成します。
また上記自作ツールのバッチファイルとPowershellのファイルを同様に格納します。

|-- 00_List
|-- 10_moto_pdf
|-- 20_new_pdf
|-- 30_hennkannzumi_pdf
|-- 40_Log_folder
|-- BDフォルダサイズチェックと仕訳.bat
|-- BDフォルダサイズチェックと仕訳.ps1


自作ツールによるPDFファイルの分割処理の実行


ツールの概要

・EvernoteでOCR処理をさせるには、1つのPDFファイルが100ページ未満、25MB未満である必要があるため、本ツールを使って分割する。
・「10_moto_pdf」フォルダ配下に分割対象のPDFファイルを格納する。サブフォルダがあってもOK
・「PDFの分割.bat」を実行すると、1つのファイルが99ページ以内、24MB以内になるように分割

 <分割処理の流れ>
   (1)すべてのPDFファイルの「タイトル」、「フルパス」、「サイズ」、「ページ数」、「ページ数を99で割った数」を調べてリスト化
   (2)リストファイルをもとに順番に処理を実施
  ①99ページ毎に分割
   1つ目(0ページから99ページ)      「元ファイル名 + 【OCR_0】.pdf」 22MB
   2つ目(100ページから198ページ)   「元ファイル名 + 【OCR_1】.pdf」 18MB
   3つ目(199ページから297ページ)   「元ファイル名 + 【OCR_2】.pdf」 25MB → サイズが大きいため、分割処理実施
  ②ファイルサイズが24MBより大きい場合は、さらに分割
   3つ目の1(199ページから249ページ) 「元ファイル名 + 【OCR_2-1】.pdf」 12.5MB
   3つ目の2(250ページから297ページ) 「元ファイル名 + 【OCR_2-2】.pdf」 12.5MB

■フォルダについて

00_List → バッチ起動のタイミングで、対象一覧のリスト(list.txt)を新規作成。完成時に、list_yyyymmdd_hhmmss.txtとして自動でバックアップされる
10_moto_pdf → 変換対象のPDFファイルを格納するフォルダ。サブフォルダも対象となる
20_new_pdf → 分割したファイルが保存される。ファイル名は、サブフォルダも同じ構成で作成される。
30_hennkannzumi_pdf → 変換処理が終わった元PDFファイルをこのフォルダ配下に移動
40_Log_folder → 処理のログが格納される

注意点

改変は自由にして頂いて構いませんが、ご利用は自己責任でお願いします。


Evernoteへのインポート


分割したらEvernoteにインポート

Windowsインポートフォルダの機能を用いて、Evernoteにインポートします。

私は、「10_moto_pdf」にファイルを格納する際に、次の9つのサブフォルダに分類してから、変換処理を行っています。変換後は、Evernoteに、この9つのサブフォルダと紐づくノートブックを作って、 インポートフォルダの機能で9つのルールもつくり、Evernoteに一括インポートするようにしています。

<分類の例>
1_漫画 →  コミック・アニメ
2_小説・評論・人文 → 文学・評論、人文・思想
3_エンタメ・雑誌 →  エンターテインメント、芸能、ゲーム、雑誌、音楽
4_教養・歴史・資格 → 語学・辞事典・年間、教育・学参・受験、歴史・地理、資格・検定
5_ビジネス・政治 → ビジネス・経済・キャリア、投資・金融・経営、社会・政治
6_趣味・スポーツ・IT → 実用・スポーツ・ホビー、科学・テクノロジー、コンピュータ・インターネット、旅行
7_グルメ・医療・こども → 医学・薬学、アート・建築・デザイン、暮らし・健康・子育て
8_ハウツー・ノウハウ
9_その他 → ISBNコードがないもの


EvernoteでOCRが付加されたかの確認

EvernoteにPDFファイルをアップロードすると、OCR化の処理が自動で行われます。(遅くとも翌日には完了)

ページ上に表示されているPDFファイルを右クリックして、「検索可能はPDFファイルを保存」という文字が表示されれば、OCRが付加されたかどうかが確認できます。

image

「検索可能なPDFを保存」を保存すると、次のようなイメージになっています。画像の上に文字が置かれている感じです。

image


元のPDFファイルとは別になるので、OCRの文字を用いた検索ができるのは、Evernote上でのみとなります。

なお、Evernoteの問合せ先に、「検索可能はPDFファイルを保存」と表示されるノートだけを、検索する構文があるかを確認しましたが、残念ながらいまのところないそうです。


OCRの検索精度

検索精度はまあまあといった感じで、過度な期待はしないほうがいいです。

私は、できないよりかはいいかなといったぐらいにとらえています。


ページ内検索

ページを開いて、「Ctrl+F」を押し、PDF内に含まれる文字を検索すると、ページ内検索ができて、該当する箇所が黄色でハイライトされるはずですが、いまは正しく動作しません。Evernoteの問合せ先に確認したところ、開発チームで対応中とのことでした。

いずれ使えるようになると思います。


まとめ

ここまでの手順ににより、ナレッジデータベースの完成となります。

自炊した本を電子化した状態で死蔵させてしまうのはもったいないと思うので、Evernoteに取り込んで活用してみてください。


以上、参考になれば幸いです。



2017年12月5日火曜日

自炊したPDFファイルをEvernoteでDB管理<①自炊手順とファイル名>



本をスキャンしてデジタルデータで保管する、いわゆる自炊をしています。

定年退職した親に協力してもらって、実家にある本を1年間で約2000冊ぐらい対応しました。

効率化のために文字情報(OCR)を含まないPDFファイルに変換していますが、それらをEvernoteに取り込むことで、文字検索を可能にして、データベースのように一括管理しています。本に含まれる文字で検索すれば、候補が検索結果となって表示されるので大変便利です。

本をばらしたり、スキャンするのも大変なのですが、PDFファイルにいちいち名前をつけたり、EvernoteでOCR機能を使うには1ファイルあたりのページとサイズに上限があって分割しなければならなかったりと、最初はかなり手間がかかりましたが、いまでは効率的にやる方法を見い出して、スムーズに対応できています。

その他いろいろとノウハウがたまったので、次のように2回に分けて紹介したいと思います。

記事タイトル

メニュー

概要
①自炊手順とファイル名本の裁断

カッター、ゴムマット、裁断機で本を分割

スキャンEPSON DS530で取込
※表紙は取り込まない

データ保存OCRはせずに、PDFファイルで保存。ファイル名はISBNコード
ファイル名を自動変換ISBNコードをもとに、Excelツールでファイル名を自動変換
MediaMarkerに登録表紙イメージをEvernoteへ自動連係

②ファイル分割とEvernoteの活用

OCRのルール 1ファイルが100ページ未満、25MB未満である必要があるため、自作した自動分割ツールの紹介
ファイル内検索の現状 英語ではできるが日本語にはバグあり


まず著作権の問題について

著作権法第30条1項に「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内で使用することを目的とするときは、基本的にその使用する者が複製することができる」とあり、お金を払って代行業者にスキャンしてもらうことは、最高裁で違法の判決が確定しています。

「自炊」代行は著作権侵害 最高裁で確定  2016年3月

一方で第三者ではなく、家族がスキャン作業を行ったり、家族のみアクセスできる環境でデータを共有することは、問題ないようです。
(次のサイトを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。)

・6-2-1.私的複製/Webで著作権法講義 http://copyright.watson.jp/private_use.shtml

「使用者」とは、私的複製によって作成された複製物を利用する本人のことです。

ただし、本人と同一視できる者による複製は認められます。たとえば、親の言い付けに従って子どもが複製する場合や、社長の命令に従って秘書が複製する場合、身体障害者が家族に頼んで複製する場合などです。

・自炊代行Q&A http://life-jp-01.com/1densi.html
スキャンしたデータを家族や数人のグループ内で共有することも適法です。そのためのスキャンも私的複製に含まれます。

スキャンしたデータを家族のみアクセスできる自宅内のサーバーにアップロードし、家族内で共有可能にする行為も適法と見なされます。


1.本の裁断

裁断機、カッター、マットを用意して本を裁断


・裁断機は、「カール事務器 裁断機 ペーパーカッター A3対応 40枚裁断 DC-230N」が値段が手ごろでお勧めです。
 背表紙の糊がついているところを切り落として、ページがばらばらになるようにします。

※普通の本のサイズだと厚すぎて、裁断機の隙間に入らないため、あらかじめロータリーカッター等を使って、本を2~3つに分けておく必要があります。


   

表紙はスキャンしないため、裁断せずに廃棄

・カラー表紙を切ったり、スキャンしようとすると効率が落ちるため、表紙はスキャン対象外とします。

・メディアマーカーというサービスで、本の情報を登録すると、自動的にEvernoteに表紙のイメージが連携されるので、私はそれで代用しています。後程、詳細を記載します。


【メディアマーカー】を用いてEvernoteに表紙のイメージを連携させた例

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2.スキャン

スキャナはEPSON のDS-530を購入

・ドキュメントスキャナは、最初はscansnap S1500を使っていましたが、ページの給紙がうまくできずにスキャンが止まってしまうことが多かったので、EPSONのDS-530を購入しました。

・FUJITSU ScanSnap iX500 でもよかったのですが、価格も安くて、性能もよかったので、EPSONのDS-530に決めました。

(比較の際には次のサイトを参考にさせて頂きました。)

比較2017' 自炊向きの最新スキャナー9製品の性能とおすすめ:各社のドキュメントスキャナーの選び方(document Scanner-1)

DS-530に紙をセットしてスキャン開始

・スキャンソフトの『Document Caputure Pro』では、両面・文字くっきり・傾き補正・白紙ページ除去・カラー自動認識・サイズ自動認識などの設定にしていました。

・scansnap S1500 よりも高速にジャムすることなく、読み取ってくれます。

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DS-530の詳細

・EPSONのホームページをご参照ください

https://www.epson.jp/products/scanner/ds530/

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3.データ保存

データはPDF形式でISBNコード名をつけて保存

この記事で一番伝えたいのは、スキャンデータを保存した際に、10桁や13桁のISBNコードでファイル名を付けて保存することです。

例えば、『スラムダンク  31巻』であれば、『9784088718392.pdf』というファイル名で保存します。ハイフンは不要です。

これでかなりファイル名を入力する手間が省かれます。

ISBNコードは、カラー表紙の裏側や最終ページに書いてあるのですぐに見つけられます。

ISBNコードでファイル名を設定したPDFファイルがたまってきたら、後述の手順でファイル名を変換します。


PDFファイルに文字認識(OCR)は無し

・ドキュメントスキャナの付属ソフトによっては、PDFファイルに文字認識(OCR)を付加することができますが、一回の処理にかなり時間がかかって効率が落ちてしまうため、OCRの付加はお勧めしません。

・この代用策として、Evernoteに取り込むことで自動的にOCRを付加させます。これは次の記事でご説明します。

4.ファイル名を自動変換

『BookTitler』というExcelマクロツールを用いてタイトルの自動変換

・こちらのブログで公開されている『BookTitler』というツールがすごく便利です。

http://booktitler.web.fc2.com

・このツールでISBNコードで命名したファイルを読み込むと、自動的に本を扱うサイトで検索をして、PDFファイル名を『タイトル_著者名_ISBNコード_出版社_発売年月.pdf』といった形に変換してくれます。ファイル名で用いる情報の組み合わせは自由に変えられます。

・変換した内容は次のように、Excelに記録されるので、蔵書管理も一緒にできます。

image

・ツール内の検索サイトを『NDL-OPAC - 国立国会図書館』や『オンライン書店Honya Club.com』にしておくと、かなり高速でファイル名を変換できます。

マウスクリックとEnterキーの操作も自動化する

・ツールの扱いになれてくると、PDFファイルを1つずつ選択して、Enterキーを押す作業がちょっと面倒くさいと感じてきます。

・私は大量のPDFファイルのファイル名を変換する場合は、『HiMacroEx』というツールを用いて、マウスクリックとEnterキーの操作を自動化させています。検索に失敗すると、自動操作が空振りし続けますが、うまくいくと100冊ぐらい自動的に変換してくれます。

http://fefnir.com/soft/himacroex00.htm


5.メディアマーカー(MediaMarker)に登録

メディアマーカーの事前設定

メディアマーカーというサービスでは、アカウント作成後にMyバインダーにISBNコードなどの情報を登録すると、自動的に表紙イメージやタイトル、ISBNコードなどの情報をEvernoteに連携してくれます。

・Evernoteの登録用メールアドレスを使用するため、プラス会員やプレミアム会員の必要があり、1日200件の上限があります。

・指定のノートブック、タグ、表紙イメージの大きさを設定できます。

・メディアマーカーにおけるEvernoteの設定例は次の通りです。
image

ISBNコードの一括登録


・メディアマーカーには一括登録の機能があり、Excelに記録されているISBNコードをまとめてコピーして、一括登録画面に貼り付けて登録を行うと、いっきに表紙イメージをEvernoteに連携させることができます。

・200件以上の本を登録する場合は、1日200件まででひと区切りとして、翌日に作業すればOKです。

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  まとめ

ここまでの作業で次の3点が実現できます

①自炊したPDFファイルにISBNコードをつけてExcelツールで変換することで、タイトルや著者名などファイル名が情報盛りだくさんのものに変更できる

②Excelツール変換したファイルの履歴が残るので蔵書の情報が一覧化できる

③Mediamakerのサービスを用いて、Evernoteに各本の表紙のイメージを連携できる


<次回記事>EvernoteにPDFファイルを取り込む

・次はいよいよPDFファイルをEvernoteに取り込むことになりますが、プレミアム会員だから1ファイル200MBまで大丈夫と思って、PDFファイルをEvernoteに取り込んでもOCRの処理がされず、検索しても本の中身の情報で検索ができません。

・それは1つのPDFファイルあたり、100ページ未満で25MB未満の制限があり、それを超えるとOCRの対象にならないためです。

・PDFファイルを100ページ未満かつ25MB未満に自動的に分割するツールを自作しましたので、それを次の記事でご紹介します。

・この状態でEvernoteにPDFファイルをインポートすれば、自分だけのナレッジデータベースが完成します。


■次の記事

自炊したPDFファイルをEvernoteでDB管理②<ファイル分割とEvernoteの活用>



以上、参考になれば幸いです。

2017年7月6日木曜日

私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<②変換編>



前回の『私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<①取込編> 』で書いたように、大量のビデオテープをコンパクトにデジタル化する手順についての記事をまとめています。今回は下記表の「②変換編」になります。
タイトル概要使用する主なアイテム時間の目安
①取込編大量のビデオテープをPCに取り込むビデオキャプチャー機器6時間テープであれば、取込にも6時間かかる
②変換編取り込んだデータをffmpegを用いてH.265規格のmp4に圧縮変換自作Powershellプログラム
(コマンド実行を自動化)
変換には①以上の時間がかかる
(私の場合、6時間テープは9時間ぐらい)

ビデオカード購入で10倍に高速化
6時間テープは90分ぐらい
③保存編動画をサムネイル静止画で分割キャプチャにして、動画とともにブルーレイディスクに書き込み保存自作Powershellプログラム(23.032GB単位にフォルダ仕訳)ブルーレイディスク1枚への書き込みに2時間ぐらいかかるソフトを変えたら早ければ25分ぐらい


「ffmpeg」というツールを利用することで、ビデオテープから取り込んだデータを10分の1サイズに圧縮変換したH.265規格のmp4ファイルにコマンドを用いて変換することができます。
ただ、毎回コマンドを実行するのは面倒なので、処理を連続して行えるように、Powershellでプログラムを作成しました。

仕様とプログラムを公開しますので、ご自由にご利用ください。但し、すべて自己責任でお願いします。

エンコードについて

ソフトウェアエンコードについて

・H.265という規格は2013年に承認された次世代のビデオコーデックらしいです。詳しいことはわかりませんが、圧縮率がすごいです。
私の場合、H264形式のmpgやmp4が10分の1サイズに圧縮変換できます。
H.264(AVC)対H.265(HEVC)、H264とH265ファイルの違いは何ですか?
・一般的に動画変換をすると、映像が劣化したり、音声がずれたりすることがあるようです。PCのスペックによっても結果は異なると思いますが、私の環境では映像が劣化したような印象や音声のずれを感じたことは、いまのところありません。

・私の中古PC<CPU: Corei5-650 3.2GHz メモリ:8GB)>では、変換処理にかなり時間がかかり、「6時間分の録画テープのデータ」を変換するのに、8.5~9時間ぐらいかかっていましたが、グラフィックカードの取り付けることで、とんでもなく変換処理が速くなりました。

省スペースPCにも取り付けられるグラフィックカードについて

・私の中古PCは「HP Compaq 8100 Elite SF」という省スペースサイズのものですが、これまでグラフィックカードは大き目のタワー型のサイズでないと、カードの大きさや電源容量の制限により、取り付けることはできませんでした。
image_thumb
・ただ最近ではありがたいことに、「GeForce GTX 1050Ti」には省スペースサイズのデスクトップPCでも取り付けられるサイズのものが販売されており、それを取り付けることで、約10倍の速度で変換ができるようになりました。

※注意点としては、このグラフィックカードはPCI Expressスロットに取り付けますが、スロット2つ分のスペースを使うため、取り付けられるところが限定されます。私のPCにはPCI Expressスロットが2つあり、既に一つ目にはUSB3.1のカードを取り付けていたので、残りのPCI Expressに取り付けようとすると、CPUクーラーにちょっと干渉してしまいました。CPUクーラーを押すかたちでかなり強引に取り付けましたが、全長が短いものが他にもでているので、よく調べたほうが良いと思います。
カード長145mm、コンパクトなGEFORCE GTX 1050 Ti GPU搭載カード

ffmpeg

・動画変換には、ffmpegというソフトを使用します。無料で利用できます。(以前はこういうソフトは高額だったのに、ありがたいです)
動画処理の定番ツール「FFmpeg」ことはじめ – Qiita
・こちらからダウンロードできます。プログラムはexe形式で、インストールすることなく、コマンドラインで利用します。
http://ffmpeg.zeranoe.com/builds/

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・ちなみに「Handbrake」というソフトもあり、DVDのisoデータを字幕付きで、H.265規格に変換することができます。このソフトを使ったPowershellのプログラムも用意しており、改めて別の記事にてご紹介します。
事前準備

ffmpegのフォルダ準備

・fffmpegをダウンロードしたら、適当なフォルダ(例.F:\Video_tool)に「ffmpeg」というフォルダ名で格納します。
※フォルダ内では、 ffmpeg – bin – ffmpeg.exe  となるように格納します。
※ffmpeg は日本語に非対応のため、パスの途中で日本語文字があったり、フォルダ名に@マークが含まれていると動きません。
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実行ファイルの格納

プログラムは次のページで公開しています。

・【プログラム】私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<②変換編>
https://it-setsuyaku.blogspot.jp/p/blog-page_25.html

上記ページで 公開している4つのファイルを準備して、ffmpegを配置したフォルダに次のように格納します。

①初期フォルダ作成処理.bat ・・・②を呼び出すファイル
②初期フォルダ作成処理.ps1 ・・・フォルダ構成を整える初回実行処理
③H265_henkan.bat ・・・④を呼び出すファイル
④H265_henkan.ps1 ・・・変換処理の実行ファイル


clip_image001[1]

『初期処理.bat』の実行

・初期処理.bat を実行すると、フォルダが自動で作成されます。

clip_image001[3]

実行後は、次のフォルダ構成となります。
※終了後、「初期処理.bat」と「初期処理.ps1」は消してよいです。

■フォルダ構成
01_henkanmoto : ビデオテープから取り込んだデータを格納します。ファイルがなくなると処理が終わります。
02_H265_file : 変化処理を行うと、こちらに圧縮変換されたファイルが格納されます
03_henkan_kanyrougo : 変換処理が終わると、「01_henkanmoto」からこのフォルダにファイルが移動します
04_logfile : バッチ画面のログ情報が出力されます
05_report : ffmpegの実行レポート情報が出力されます

clip_image002[1]
  

変換元データの格納

「01_henkanmoto」フォルダにビデオテープから取り込んだデータを格納します。


clip_image003[1]

※5時間分の長さの1ファイルで20GB以上と変換前はかなりサイズが大きくなっています。

このあと、いよいよ変換処理の実行です

変換処理ツールの実行

『H265_henkan.bat』の変換処理ツールを起動

(1) ffmpegは日本語に対応していないため、変換元のファイル名を変更します。

clip_image001

(2) 本ツールの実行フォルダに「日付判定.txt」が作成されます。

・バッチで指定している第1パラメータは、連続実行回数。第2パラメータは指定時刻で、過ぎたら次の処理には入らない設定としており、パラメータの指定時刻が現在時刻より小さい場合、翌日の指定時刻まで処理を実行する。

clip_image001[6]

(3)変換後ファイル格納先の「02_H265_file」フォルダにある最新の枝番を確認して、その次の枝番から変換処理を開始する

clip_image001[8]

・デフォルトでは30分毎に分割となるように設定しており、枝番は最大22までとしている
・ 開始時間と1800秒の値を変えることで、ビデオ変換の長さを変えることが可能
・変換後のファイルのサイズが小さかったり、短かったらそのファイルを削除している
 (1MB以下、長さが30分で35MB以下、5分以内で6MB以下)

clip_image001[1]

(4)変換後ファイル格納先の「02_H265_file」フォルダに枝番付きのファイルが格納されていく。

 (変換前は20GB以上のファイルが合計2GB以下に圧縮変換されていることがわかる)

clip_image001[3]

(5)1つ目の変換元ファイルの処理が終わると「03_henkan_kanyrougo」にファイルを移動し、「変換完了.txt」に情報を記録して、2つ目の変換元ファイルの処理に移る

clip_image001[1]

(6)変換処理は次の条件を満たすと次の処理には入らず終了となる

・バッチ第一パラメータの連続処理実行回数を超えた場合
・バッチ第二パラメータの指定時刻を過ぎた場合
・Ctrl j のボタンを押した場合
・変換元フォルダに対象ファイルが無い場合

(7)その他の仕様については、H265_henkan.ps1 の ツール概要のコメントも参照ください。

■ツールの概要に書いてあること
・ログ出力、レポート出力
・電源オプション

・ffmpeg のパラメータの指定で「-vcodec libx265 」とするとソフトウェアエンコード(30 fps程度)となり、ビデオカードを取り付て「-vcodec hevc_nvenc 」とした場合、ハードウェアエンコードを用いての変換となり、10倍速(300fps以上)の速度となる

参考にさせて頂いたサイト

ありがとうございました。


・Powershellのバッチからの実行

PowerShellのExecutionPolicyのスコープとかについて詳しく - Qiita

・ログ出力

[PowerShell実践] 第2回 メッセージをログファイルにも出力する

・hevc_nvenc  のコマンドについて

NVEncで超高速エンコードにFFmpegで再挑戦!今度はうまくいった

・Ctrl+j について

PowerShell - (powershell)キーコマンドによる無限ループ終了


次回の予告


今回の記事は書いていて疲れてしまったので、量はあるものの、個々でみるとざっくりとした説明となりました。


次回は『私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<③保存編> 』となります。

ブルーレイディスクに23.2GB単位で保存していく手順や動画をサムネイル化してEvernoteに保存する手順をご説明します。
  
  
  
以上、参考になれば幸いです。

2017年5月8日月曜日

私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<①取込編>


ビデオデッキが生産終了となって、手持ちのビデオデッキが壊れたらビデオテープが再生できなくなってしまうので、実家にあるかなり大量のビデオテープを本格的にデジタル化してみることにしました。(私が撮りためたものではないのですが・・・)

ただ、普通にビデオキャプチャーでPCに取り込んだままだと、1時間で約4GBとなり、1本6時間で録画しているビデオテープでは約24GBになってしまい、ビデオテープ100本で約2.4TBと外付けハードディスクがすぐにいっぱいになってしまいます。

いままでのmp4形式はH.264規格らしいのですが、これを2013年頃から広まり始めた新しいH.265規格のmp4形式へ変換すると、10分の1ぐらいのサイズまで、圧縮することができることがわかりました。
(そうなると、映像の劣化や音声のズレが気になりますが、個人的にはまったく気付かないレベルで変換してくれます。)

この形式に変換してしまえば、ブルーレイディスク1枚(22.5GB)に55時間分ぐらいの情報が収まるので、6時間のビデオテープが9本分も入ります。ドン・キホーテのBD-Rメディアは52枚(約1.1TB)で2千円ちょっとで売っていますが、nojimaなどでBD-Rメディア50枚(Verbatim VBR130RP50V1 6倍速) が2200円ぐらいで販売されており、これに約450本分のビデオテープのデータが収まることになるので、かなり金額的にも保管スペース的にもコンパクトになると思います。
※外付けハードディスクよりも、いまのところ安価で耐久性がよいので、ブルーレイディスクを使っています。なお、ブルーレイディスクはパソコンでのみ再生可能な形式となり、家電のブルーレイレコーダーなどでは再生できません。

ただものすごく時間がかかり、手間もかかります。それを簡単にまとめたのが下の表です。

タイトル 概要 使用する主なアイテム 時間の目安
①取込編大量のビデオテープをPCに取り込むビデオキャプチャー機器6時間テープであれば、取込にも6時間かかる
②変換編 取り込んだデータをffmpegを用いてH.265規格のmp4に圧縮変換 自作Powershellプログラム
(コマンド実行を自動化)
変換にはそれ以上の時間がかかる
(私の場合、6時間テープは9時間ぐらい)
ビデオカード購入で10倍に高速化
6時間テープは90分ぐらい
③保存編 動画をサムネイル静止画で分割キャプチャにして、動画とともにブルーレイディスクに書き込み保存 自作Powershellプログラム(23.032GB単位にフォルダ仕訳) ブルーレイディスク1枚への書き込みに2時間ぐらいかかるソフトを変えたら早ければ25分ぐらい


「②変換編」と「③保存編」の手間を省くため、自作のPowershellプログラムを作成しました。自作のPowershellプログラムは次回ご紹介するとして、今回は「①取込編」としてビデオキャプチャを用いて、ビデオテープを外付けハードディスクに取り込む手順をご紹介します。

ビデオキャプチャ機器


ビデオキャプチャは、ビデオデッキで再生している情報をデジタル変換するための機器であり、私はio-data製のものを2種類使っています。

どちらかというと、「(1)USBタイプ」の方がおすすめです。機器が安いし、「②変換編」でmpg形式のデータの方が3倍ぐらい早く変換できるためです。

次のio-dataのページが参考になります。

VHSテープや8mmビデオをデジタル保存したい


(1)USBタイプ(GV-USB2)


パソコンにUSBにつなぐタイプのものです。3000円以内で買えるので、これで十分だと思います。

image   


次のようなイメージでつなぎます。私の場合、パソコン側には外付けハードディスクをつないで、そちらにデータを直接保存するようにしています。

image

なお、パソコンはpc-netで購入した中古デスクトップで2万円以内のものを使っています。

http://used.prins.co.jp/web/


ポイント

・『Light Capture』というキャプチャ用のソフトが付属します。ビデオデッキでテープを最初から再生して、パソコン側でキャプチャ録画を開始します。タイマー機能を用いて、再生時間が終了となる時間をあらかじめセットして、その時間になったらキャプチャ録画を停止するようにしています。音声をきって、流しっぱなしです。

・シンクロ録画の機能がありますが、これは再生したタイミングでキャプチャ録画が開始されるのではなく、ビデオデッキがOnとなったタイミングでキャプチャ録画がはじまり、Offになるとキャプチャ録画が停止する機能です。再生されていない状態だと、青い画面を永遠とキャプチャ録画することになるので、要注意です。

・Mpeg形式で、ファイル名は「2017年4月5日20時15分40秒.mpg」といった形で保存されます。

・外付けハードディスクは、NTFS形式でフォーマットしておきます。そうしないと、1ファイルにつき4GB以上(1時間ちょっとしか)保存されません。


(2)パソコン不要なタイプ(GV-SDREC)


パソコンが不要なタイプで、機器自体には画面がないので、HDMIケーブルでテレビとつないで利用します。


image 


次のようなイメージで接続します。

image


ポイント

・パソコンを使わないだけで、(1)とやる流れは同じです。

・シンクロ録画の機能がありますが、これは再生したタイミングでキャプチャ録画が開始されるのではなく、ビデオデッキがOnとなったタイミングでキャプチャ録画がはじまり、Offになるとキャプチャ録画が停止する機能です。再生されていない状態だと、青い画面を永遠とキャプチャ録画することになるので、要注意です。

・mpeg4形式(H.264規格)で、ファイル名は「IODA0001.MP4」といった形で約4.2GB(約1時間半)ごとに保存されます。
 ※(1)よりも圧縮率は高めですが、それでもファイルサイズは大きいです。

・外付けハードディスクは、FAT32形式でフォーマットしておきます。さらに「GV-SDREC」で操作して専用のフォーマットをします。

・外付けハードディスクは、2TBまでしか対応していないようです。

・キャプチャ録画したデータはテレビで再生可能であり、外付けハードディスクをパソコンにつなげば、パソコンでも再生可能です。


注意点

HDMIケーブルで接続しているため、キャプチャ録画が終了したタイミングなどで、テレビがOnになったり、テレビのHDMIのモードが切り替わったりします。

よく使うテレビにつなぐと不便なため、テレビとHDMIケーブルで接続するのはあきらめて、(1)で使用しているパソコンのモニタに次の機器をつないで、テレビの代わりに使用しています。

モニタの切替機 HDMIをVGAに変換

1台のモニタに2つの機器を接続することができます。 これを使うとVGAのモニタがテレビの代わりになります



取込作業


実家にビデオテープが置いてあることもあり、定年退職した親に協力してもらって、ビデオテープの再生とキャプチャ録画をお願いしています。

上記(1)(2)の機器を用いて、一日に計4本はビデオテープの変換ができており、外付けハードディスクの容量がいっぱいになったら、外付けハードディスク2本をまとめて配送してもらい、残りの「②変換編」と「③保存編」の作業を私の方で行っています。

その間、実家では別の外付けハードディスク2本で取込作業を続けてもらっています。

これの繰り返しで、既に1000時間ぐらいのビデオテープを変換して、ブルーレイディスク20枚への書き込み保存を終えましたが、まだまだビデオテープが残っている状況です。道半ばですが、親にも感謝しつつ、テープを大量に廃棄できる爽快感をかみしめながら、引き続き頑張ろうと思います。

次回は「②変換編」


ffmpeというツールを使って、取り込んだビデオデータをH.265規格のmp4形式に変換しますが、コマンドタイプで実行することになり、毎回コマンドを手動で実行していては、いつまでたっても終わりません。

これを自動的に実行してくれるPowershellプログラムを作成しましたので、公開したいと思います。

私にもできた!ビデオテープをコンパクトにデジタル化<②変換編>

以上、参考になれば幸いです。

2016年6月22日水曜日

私にもできた!『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』用の ブックマークレット作成。日経新聞の記事選択を効率化

 
前回の記事にまとめました通り、私は『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』を用いて日経新聞を無料で購読しております。
 

 

『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』の記事は紙面イメージではなくテキストベースなので最初は戸惑いますが、慣れると大変便利です。但し、記事を都度選択しないと文が読めないことが最大のネックであり、これが煩わしくなって、読むのをやめてしまった方もいるのではないかと思います。

そこで今回ご紹介するのは、記事選択を自動化して、記事をまとめて読むためのブックマークレットです。

20150613090811


いろいろな方が公開されている各種ブックマークレットを参考にさせていただきながら、私も見よう見真似で『日経テレコン21 ≪丸三証券版≫』用のブックマークレットを作成してみました。いちいち記事を選択するのではなく、とりあえずまとめて記事を表示してしまおうという仕組みです。いまのところ、問題なく動作しており、これによってかなり効率的に記事に目を通すことができるようになりました。

Androidスマホでの設定方法や使い方をご紹介しますので、興味をお持ちになった方は是非、ご活用ください。

尚、ブックマークレットはPCでも同じように使えます。iphoneでは試していませんが、おそらく使えると思います。


【2015年9月追記】 
記事の保管先を追記しました。

【2016年6月追記】 日経テレコン≪丸三証券版≫ のデザイン変更に伴う操作変更

 次の通り、2016年5月19日より日経テレコン≪丸三証券版≫ のデザインが変更になりました。
 http://www.03trade.com/osirase/inf-160518_01.html
 これに伴って、記事の頭にあるチェックボックスをマウスクリックやタッチしてからでないと、、「本文を表示」のボタンが押せなくなりました。
 ただし、1つでもチェックボックスを押してから、ここで紹介しているブックマークレットを押せば、「チェックボックスクリア→チェックボックスをまとめて選択→本文を表示をクリック」という操作が自動的に動きます。ひと手間増えましたが、いままで通り使えます。

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目次
準備

 1.ブックマークレットについて
 2.Firefoxのモバイル版にブックマークレットを登録
 3.ブックマークレットの機能の内訳

登録
 4.ブックマークレットを登録

使い方
 5.ブックマークレットを実行
 6.他の新聞でも使えます

次回予告
 7.記事を保管する

 

準備

1.ブックマークレットについて


まずはブックマークレットについてです。

ブックマークレットとは、対象のページを参照しているときに、ブックマーク一覧から対象のブックマークレットを選ぶと、プログラムが動いて、自動的に処理を行ってくれるツールのことです。
 

今回利用するブックマークレットは3つです。次のようにブックマークの一覧に表示されるよう登録をして、記事の件数によって使い分けをします。


bokkmark1
 

2.Firefoxのモバイル版にブックマークレットを登録

 
利用するブラウザですが、私は、「Firefox(Android版)」をおすすめします。
それは「Firefox(Android版)」には、デフォルトでページをPDFファイルでダウンロードする機能がついているからです。
※尚、Chrome(android版)でもブックマークレットが動作することを確認済です。
 
PDFで保存
 
PDFファイルでのダウンロードには、次のメリットがあります。
 
・記事をまとめてダウンロードできるので、地下など通信状況が悪い環境でも集中して、記事を一気に読むことができる。
 
・ブラウザのスクロールをすると間違って拡大操作やリンクをクリックしてしまう場合があるが、PDFファイルの場合は、ページ単位でのページ送りができるので効率が良い。

・EvernoteでのWebクリップやPocketでのあとで読むサービスには保存ができないので、画面イメージ通りに記事を保管するにはPDFファイルが都合が良い。
 
 

 

3.ブックマークレットの機能の内訳

 
実際に使用する前にブックマークレットの機能の内訳を説明します。

次項の「4」でご紹介するブックマークレット①②③は、それぞれ次の(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)の3つの機能を単純につなげた形で構成されています。
(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)をそれぞれ単体のブックマークレットとして使用することもできます。

(ⅰ)全部解除

チェックボックスのチェックを一旦すべて外す処理です。初期化処理と思ってください。

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0); ;

  • 【参考】
    赤字の「false」の部分を「true」に変更すれば、全選択になります。
  • 次の(ⅱ)のように件数で分けないので全選択すれば良いと思う方もいると思いますが、一度に開ける記事数に上限があって、「本文の選択件数は100件以下にしてください。」とエラーメッセージが表示されてしまいます。これがやっかいなんですよね。実際には200件ぐらいまとめて開くことができ、250件で試すとエラーになりました。ということで、200件を目安にしています。
  •  
  • 20150611060310
 
 

(ⅱ)約200件の件数毎に記事をまとめて選択

チェックボックスに自動でチェックを入れる処理です。

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=400)x[i].checked=true;void(0);

赤字の『0』と『400』という数値でチェックする範囲を設定しており、1件目の記事から約200件目までの記事を自動選択します。『400』と設定すると記事 200 件に相当するのですが、厳密に200件ではなく、200件前後だと思ってください。

次項「4」のブックマークレットの①②③の違いはこの数値の箇所だけで、①は『0』~『400』、②は『401』~『800』、③は『801』と『1200』と約200件毎に記事選択をしています。

(ⅲ)「本文を表示」を自動クリック

記事選択後、「本文を表示」を自動でクリックします。

javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();

スマホの画面ではボタンのクリックもちょっとした手間なので、これも効率化しています。

登録

4.ブックマークレットを登録

 

ブラウザのブックマークに次の①~③の3つのブックマークレットを登録してください。

①1件目~約200件目の記事選択用

名前:日経テレコン21①

ロケーション(URL):

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0);javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=400)x[i].checked=true;void(0);javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();

②約201件目~約400件目の記事選択用

名前:日経テレコン21②

ロケーション(URL):

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0);javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=401;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=800)x[i].checked=true;void(0);javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();

③約401件目~約800件目の記事選択用

名前:日経テレコン21③

ロケーション(URL):

javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=0;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox'))x[i].checked=false;void(0);javascript:var x=document.getElementsByTagName('input');for(var i=801;x[i];i++)if(x[i].type.match('checkbox')&&i<=1200)x[i].checked=true;void(0);javascript:document.getElementsByName('button')[0].click();


 

【登録手順】


適当なページをブックマークした後に、ブックマークの一覧を開いてください。仮登録したブックマークを開き、「名前」の欄に上記タイトル、「ロケーション」の欄にJavascriptで始まる構文に更新して登録します。

  20150613001323

次のように登録できればOKです。

bokkmark1

使い方

5.ブックマークレットを実行


それでは実際にブックマークレットを使ってみましょう。

まず丸三証券にログインして、日経テレコンを開き、今日の新聞をクリックして、「日本経済新聞朝刊」を選んでください。

(GIFアニメーションを参照)

1 

「日本経済新聞朝刊」を選択すると右側に記事の件数が表示されます。ここをみると今回は280件の記事があることがわかります。この場合は、ブックマークレットは①と②を使用します。

20150613003822

 

【いよいよブックマークレットの出番です】

ブックマークレットの実行に際して、まず画面上のURLのボックスをクリックすると、Firefox(Android版)ではトップサイトの一覧が表示されるので、右にスクロールして、ブックマーク一覧を表示します。そこから、先ほど登録したブックマークレット①を選択すると、処理の実行に移り、約200件の記事が自動選択されて、本文が表示されます。

(GIFアニメーションを参照)

2

 

記事が表示されたら、ブラウザでも記事を読むことができますが、画面右下のアイコンから「ページ」→「PDFとして保存」を選び、記事を「PDFファイル」で保存しましょう。ダウンロードが終わるまでしばらく待ちます。

  (GIFアニメーションを参照)

3

 

【記事が190件より多い場合】

ダウンロードが終わったら、戻るボタンを押して、一つ前の日経新聞の朝刊を選択した画面に戻ります。

URLのボックスをクリックして、ブックマーク一覧を表示して、②のブックマークレットを実行します。前回のチェックボックスの選択が全て解除されて、次の約200件の記事を表示します。

bokkmark2 

記事が表示されたら、「PDFファイル 」で保存しましょう。ダウンロードが終わるまでしばらく待ちます。

 

【記事が380件より多い場合】

ダウンロードが終わったら、戻るボタンを押して、一つ前の日経新聞の朝刊を選択した画面に戻ります。

URLのボックスをクリックして、ブックマーク一覧を表示して、③のブックマークレットを実行します。前回のチェックボックスの選択が全て解除されて、次の約200件の記事を表示します。

bokkmark3

記事が表示されたら、「PDFファイル 」で保存しましょう。ダウンロードが終わるまでしばらく待ちます。

 

【表示件数の範囲外のブックマークレットを実行した場合】

例えば、280件の記事に対して、③のブックマークレットを実行すると、選択するチェックボックスが無いため、処理が空振りして、「本文を表示する記事を選択して下さい」というメッセージが表示されます。

20150613011019

 

【PDFファイルのダウンロードが全て終了】

PDFファイルのダウンロードが全て終わったら、記事をまとめて読みましょう。PDFファイルは「Download」フォルダに、「LATCB014.do-**.pdf」のファイル名で保存されています。

一旦ダウンロードしてしまえば、通信環境を気にすることなく、落ち着いて記事を読むことができます。
 

【参考】

PDFリーダーは「Adobe Reader DC」というアプリが良いと思います。ページ単位でスクロールしたり、全体のページ数と現在読んでいるページ番号がわかるので便利です。文字が小さいと思う方は、スマホを横画面にすると横幅ぴったりに拡大できて読みやすくなります。

※ちょっと追記) 『Foxit J-Reader for Android』というアプリも使いやすくてオススメです。

6.他の新聞でも使えます


このブックマークレットは、きょうの新聞欄に表示される「日経新聞夕刊、日経産業新聞、日経MJ」など他の新聞でも使えます。


記事の配信日と時間は次のとおりです。

日経テレコン21 ≪丸三証券版≫のご案内 ==きょうの新聞==

20150612054327 

私はその日に配信される全紙にひと通り、目を通すようにしています。
ほとんど流し読みですが、毎日続けていると経済に触れているという自覚と自信につながります。

これだけのサービスを無料で提供頂いていると、 いずれは丸三証券さんで株取引をしないという申し訳ないという気持ちになってきます。丸三証券さんには、長くこのサービスを続けていただきたいです。



次回予告

7.記事を保管する

次回の記事では、ダウンロードしたPDFファイルを用いて、記事を保管する方法をご説明します。

【2015年9月追記】

まず保存先としてEvernoteとOnenoteのどちらが使いやすいか比較し、結論としてはEvernoteに記事を保管していくことにしました。

Onenoteは、例えば1つのPDFファイルで30ページのものを印刷イメージで取り込むと、Onenoteにページが30ページ増えてしまうこと、検索時のOCRの識字認識もあまりよくないことから、不採用としました。

Evernoteには共有などの機能がありますが、記事の閲覧や管理は、著作権等の観点から、あくまでも個人での利用を想定していることから、Evernoteのローカルノートブックでの保管をおすすめいたします。

ローカルノートブックについては、こちらの記事をご参照ください。

Evernoteのローカルノートブックを活用する ~ 徐々に上達! (IT Trial Labo)

ローカルノートブックは、容量無制限で無料で利用できます。

また、日経テレコンからダウンロードしたPDFは、テキスト付きPDFファイルとなり、これをEvernoteに取り込んで検索すると、無料ユーザでもPDFファイル内の文字検索することができます。

これにより、Evernoteの無料ユーザであっても、数年分の記事をデータベースとして管理できるようになると思います。

 

以上、参考になれば幸いです。

2014年4月9日水曜日

私にもできた!TOEIC-1日30分×3ヶ月で600点越え

 
2013年12月~2014年3月の3ヶ月間でTOEIC700点取得を目指して勉強してきましたが、
結果としては620点であり、目標には届きませんでした。
しかしながら、最低限と位置づけていた600点を超えており、
1日30分程度(約50時間)の勉強で120点アップができたことは評価できると思うので、記事として発信します。
 

■実績

・前回の500点(Listening:295点、Reading:205点)から
              620点(Listening:355点、Reading:265点)にアップ
・勉強時間は1日30分ほどで主に電車の中で実施。休みの日に模試を実施。合計50時間ぐらい。
尚、睡眠時間はしっかりとっており、1日平均7時間。無理せずに勉強を実施できた。


■勉強前の事前準備

やるべきことに追われる毎日であり、英語の勉強だけしていれば良いという環
境は作れない。
そのため、プライベート用のToDoリストを作って、頭の中をすっきりさせて、勉強に集中しやすい状況にしました。
 

■おすすめの教材

新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ
敵(TOEIC)を知り, 己(実力)を知るために必要な教材です。
私の得点アップもこの教材なしでは達成できませんでした。
600点越えを目指すすべての方におすすめします。

TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7 (別冊模試・DL特典付) (TOEICテスト 究極シリーズ)
Part7に特化した教材であり、長文の拒絶反応を克服したい方におすすめです。
ボリュームはありますが、タイムマネジメントを意識してスピーディーにやれば、結構はかどります。
③お好みの模試教材
何度か実施したほうがよいです。本試験直前にもやりましょう。
 

■試験中のポイント(個人的な備忘録を兼ねて)

★試験直前の集中法

出番の前にずっと手を見つめ、集中力を高める。
(代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームランの元近鉄/北川選手を真似て)
[ヒーローたちの名勝負 【代打男北川・奇跡のホームラン】 ]の番組概要ページ - TVトピック検索

★Listening (思ったより点が取れた)

Part3と4は、音声が流れているときは設問をみないほうがよい。
読むと設問の日本語訳が頭に浮かんで集中できないため。
設問に軽く目を通してから、眼をつぶりながら音声を聞き、音声にあわせて口を軽く動かすと集中しやすい。

★Reading (得点が思ったより伸びなかった)

Part7は、設問に軽く目を通してから、本文を速読する。
速読は指で本文をなぞりながら読むとペースを落とさず集中しやすい。
それから問いをしっかり読んで、本文の中から関連するところを熟読して回答する。
今回Part6は読む時間がなくて、捨て問題となったのが、目標未達の要因かも・・・
 

■今後

・2015年3月の試験で730点以上をとれるように計画しなおします。

2013年12月5日木曜日

No.050-私にもできた節約型の「情報マネジメントシステム」


これまで50回に渡り、節約のためのツールや方法を、つたない文章ながらご紹介しました。
それらでやりたかったことは、それぞれを連携させるなどして、自分なりに情報を管理する仕組みを作ってみることでした。
なぜなら、「調べればすぐに情報が得られる時代となり、多くを知っていることがメリットにはならなくなったため、情報をコントロールして自分のアイデアを組み立てる仕組みが必要」と思ったためです。

■AndroidスマホとWindows7を用いた、節約型の「情報マネジメントシステム」

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